自作STG録(4) 「A.E.R.O.s」設定資料室(完成)

自作STG録

ようやくラスボスの制作が終わり、残るはエンディングのみとなって長い旅の終わりが見えてきたAEROs。今回はAEROsの設定絡みを記載していく。STGはストーリーなんてなくても成り立つから人によっては蛇足かもしれないけどね。

※これから書いてくことは、暇な時間とかPCの前に座ってもやる気出ない時に考えてた妄想に過ぎないので、今後変わる可能性は大いにあり。
※厨二な内容なのでそういうのはって人はブラウザバック推奨。
※本編ではストーリー描写はほとんどないので、これを見なくても大丈夫です。
※この物語はフィクションです。実在する団体や人物とは一切関係ありません。
※後々に幾つか追加するつもりです。
※一部コンテンツはクリア者へのご褒美としてパスワード保護した別ページに置く可能性あり、パスワードはゲームクリア後に出すとか考えてます(エンディングはおそらくそうなる)

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A.E.R.O.s 設定資料室

画像は全て転載禁止

(All Picture Reproduction prohibited)

各項目を見たい場合はクリック

ストーリー全文

数千年前、地球に隕石が飛来。かつて「恐竜」と呼ばれた種を襲った大厄災に比べれば小規模だったが、新たな生態系を築いた存在「人類」はこの程度すら耐えられなかった。地球の環境は激変し、僅かな人類を残して文明は一度崩壊。その復活にはかなりの年月を費やしたが、それがかえって人類に空の可能性を気づかせるきっかけとなる。文明を復興させる過程で空に関する研究が大いに進んだ結果、16〜17世紀には有人動力飛行を行う手段が確立。更に数世紀後には「宇宙」と呼称された空間に人類は到達した。

そんな宇宙にたどり着く少し前の時代、大きな戦争があった。一部の国が周辺国や国民の意向を無視した強行的な宇宙開発に着手。搾取に近い貿易や徴発により不満を爆発させた諸勢力は武力行使に踏み切る。幸いにもこの戦いは最終戦争とはならず、僅か3ヶ月で終結したが、幾多の命が失われたという。
この戦争は、後に通称「3か月戦争」と呼ばれた。

復興を成し遂げた後、かつてよりも理性的な宇宙開発計画を策定し、それに賛同した各国は「MATN(MArs Trade Nation)」を結成。団結して火星開拓を進めた結果、数十年後には火星移住に成功。新たな需要と供給にMATNと火星諸国家は繁栄を遂げたが他の国々と凄まじい経済格差を生み、怨嗟となって新たな対立構図になる。そして地球はある些細な代理戦争をきっかけに未曾有の大戦に突入、後の歴史に人類初の地球に留まらない大戦争という汚点として記される「大星間戦争」が幕を開ける。3年後、反火星と復讐主義的思想を掲げる国家連合「ENFES(Earth New FEderation State)」により地球の大半が制圧された。

大星間戦争開戦当初の火星は「地球の揉め事に過剰に干渉すべきでない」という世論が支配的であり、大半の国が中立か小規模な支援をするのみであった。しかしこの事態を重く見て本格的な軍事介入を決定し、有志各国による同盟軍が地球に降り立つ。その中にはこの「大星間戦争」終結に貢献した宇宙戦闘機「AEROSTAR」の姿があった・・・

自機関連(全体図あり)

無制限飛行型武装多目的攻撃機
FAUST(Flying Armament Utility STriker)-01 ”AERO STAR”

エアロスター。楕円のような翼が異彩を放つ次世代戦闘機。
「空戦、宇宙戦、対地攻撃、海戦とあらゆる戦場に対応可能」「人為的に光子を生み出し、それを兵器や燃料として転用」等の野心的な設計には開発国の様々な内部事情が絡んでおり、全貌は他国関係者や軍幹部にすら明かされていない。表向きは「MATN側国家への人道的支援に対する妨害の抑止力」として作られた当機は、開戦当初こそ輸送船団や難民の護衛任務等が大半だった。しかしENFESによる地球統一が間近に迫ると戦闘用に特化した大規模改修がなされ、以後世界各地の戦場に投入されるようになっていく。
あまりに突飛な機体ゆえにコストは非常に高く、生産数はわずか数十機。前時代的な少数精鋭至上主義と、先の先をいくテクノロジーが融合したかのような機体が、戦争の流れを変える事になる。

敵襲撃対抗支援システム
Assistant of Enemy Raid Opposition System ”A.E.R.O.s

AEROSTARは戦闘において他を圧倒する潜在能力を秘めているが、それを人の力で引き出せるのか?という懸念が当初からあった。従来のコンピューターでは整理不可能な大量の情報を取得し、それらを元にパイロットに判断を迫る本機は相当な負担をかけてくる代物で、選び抜かれたテストパイロットすら「命のやりとりというプレッシャーに晒されながら乗りこなすのは極めて難しい」と、当初の評判は最悪だった。
そこでAEROSTAR専用のコンピューターとして開発されたのがA.E.R.O.sである。A.E.R.O.sは操縦や戦闘に必要な各種情報を分析し整理、最適かつ必要最低限の情報のみパイロットに提供する事で、負担軽減と戦闘効率化を促進する事を目的としたシステム。この「情報をコンピューターが整理、提供」の概念は既に制空戦闘機では実現していたが、既存の物とは比較にならない処理能力を有しており、十分な訓練を積めばこの機体に適応する事ができるようになると開発チームは主張。実際にA.E.R.O.sを搭載した試験機による実験では負担軽減と戦闘効率化に成功したと公式記録にある。
なお、一部の急進的な開発チームの一派は独断で独自機構の開発を進めており、彼らは「A.E.R.O.sを単なる高性能な計算機としてではなく、会話可能AIを導入する事で完成度を高められる」と主張。この独断行動と急進的な案は大いに賛否を呼び、多くの議論が行われた末、「A.E.R.O.sはあくまでパイロットを支援する計算機的役割を標準とするが、パイロットが望むなら会話可能AIを搭載可能とする」という結論に至った。
殆どのパイロットは「戦闘機乗りとしてのプライド」「会話可能AIが乗る戦闘機という前例のない事象への不信感」などから拒否したが、この案を承諾した老パイロットがいた。

極光子圧縮破砕砲 “PHOTON DAYBREAK”

機体に搭載された単一光子源によって生成、蓄積された光子を機体周辺に展開。それらを指定した方向に放つと同時に圧縮し、敵兵器を破壊可能な超高出力エネルギーの塊へと変化させる兵器。これにより発生するエネルギーはただでさえ戦闘機の常識を覆す凄まじいものだが、更にある手順を踏む事で「艦載砲」に匹敵する程に跳ね上がるという。このような「砲台からの発射」とは異なる射出方式により、一切の射角制限が存在せず、エアロスターが持つ高い制空能力の一端となっている。

AEROSTAR テストパイロット ”アルベルト・シュタインドルフ”
火星のとある新興国の空軍に所属する40代中〜終盤頃のパイロット。階級は大尉。元は地球生まれの航空機乗りだったらしいが、かつての「3ヶ月戦争」であらゆる物を失い、火星に難民として流れ着く。
身を寄せた地域はある国の一州に過ぎなかったが独立の機運が高く、最終的に内戦に発展する。反政府勢力側の貧民街で暮らしていた彼は内戦に巻き込まれるが、避難先が政府軍の空爆に晒される。反政府軍は撤退し、捕虜になるか死しか無い状況に追い込まれた彼は、放棄された反政府軍の戦闘機を強奪し、爆撃機とその護衛機を撃墜する離れ業を見せた。当然問題となったが、人材不足に悩まされていた反政府軍は半ば強引に彼を徴兵。内戦中に空を駆け大活躍した彼は、内戦終了後に発足した新政権下で、空軍士官の待遇を得ることができた。
その後は新兵教育や新型機の試験飛行(この頃にFAUST-01を受領)に携わり、年齢を機に引退を考えていた所に大星間戦争が開戦。開戦当初は同盟国に対する人道復興支援活動に従事してきたが、ENFESによる地球統一が間近に迫ると、重大な反攻作戦の尖兵として派遣されることになる。
長年の経験に裏打ちされた熟練の技と戦術眼を併せ持つ優れたパイロットだが、普段はそれを微塵も感じさせない。良く言えば穏やかな雰囲気を纏う好々爺で、悪く言えば覇気の無い枯れた人物。

各面ストーリー(1~5面)
  • EPISODE 1
  • EPISODE 2
  • EPISODE 3
  • EPISODE 4
  • EPISODE FINAL

地球が幾つかに割れ、大星間戦争が始まって3年。地球復興と宇宙進出破棄、そして反火星を掲げた「ENFES」が地球統一に王手をかけた。これを危惧した火星諸国家は大星間戦争への本格介入を決定。私はその前からMATN側の物資や難民を輸送する船舶護衛任務等に従事してきたが、遂に最前線、それも重大な反攻作戦の先陣を切る事になった。なんでも海底に潜む敵秘密基地の破壊とか。退役を申し出て受理されたばかりなんだが、最後にこんな大仕事が回ってくるとはね・・・これまで数十年、様々な場所で戦い続けてきたがこれ程のは久しぶりだ。嫌な気持ちと血が騒ぐ気持ちが半々ってところか。

「全機、攻撃準備完了。隊長、ご指示を。」
どうやら部隊全員が攻撃態勢に入ったようだ。
本作戦最初のフェーズは「大気圏突入経路確保のため、軌道エレベーター近隣の宇宙港を制圧する事」。そのために「AERO STAR」に搭載された最大の兵器「PHOTON DAYBREAK」の一斉発射による先制攻撃をしかけようとしていた。これをある任務中に一度だけ使った事があるがその時の威力ときたら・・・私も驚いてしまった。
「よし・・全機、フォトンアウェイ!」
機体に集められた光子が放たれると同時に緑の塊と化し、美しい尾を描きながら飛んでいく。それと同時にスロットルを押し込み、部隊共々突撃していった。

宇宙港の戦いに圧勝し、邪魔者がいなくなったところで地球降下の準備を整え、作戦は次のフェーズに入る。そして私達はあの青い星へ突入した。道中幾らか抵抗を受けたが難なく排除し、成層圏を抜けた先には・・!

海の如く無限かのように広がる雲、久しぶりに見た雲海に見入っていると突然のアナウンスで現実に引き戻された。
<警告、こちらに接近する敵性反応多数。その数、およそ150以上。>
機体に搭載されたシステム「A.E.R.O.s」が発した警告と同時に、大量の点がレーダーに映る。
「こちらの5倍はいるな・・・」
<パイロット、エアロスターの制空能力なら打開の可能性は十分ありますが、油断は禁物です。>
「そうだね。サポートを頼むよ。」
<了解。>

肉眼では見えずディスプレイを拡大した先に見えたのは、見事な隊列を組み空を飛ぶ紫の機影達。これが航空ショーならどれ程見応えがあっただろうか。だが前方にいるのは敵で、私達を落とそうとしている。おそらく数十秒後にこの空は戦場になるだろう。幾多の戦闘機が尾を引き、撃ち合い、爆発と瓦礫が飛び交う。私は何度もこんな光景を見てきたが、結局最後まで慣れることは無かったな。
<パイロット、まもなく長距離戦可能射程に到達。準備はいいですか?>
「ああ、始めよう!」

軌道エレベーター付近の大空戦。キルレシオは圧倒的大差で私達が優勢で、エアロスターの恐ろしさを改めて思い知らされた。各地の戦場で恐れられた「雷鳥」が現れた時はどうなるかと思ったが・・。前哨基地でしばらくは整備、補給、養生に勤しみ、その後敵秘密基地を割り出すため制海任務が発令した。私達の担当海域は曰く付きで、20年前に沈んだ都市の残骸が眠る、戦前は立入禁止海域になっていた場所。最近は「悪魔が住んでいる」なんて噂もたっている。立ち塞がる敵と交戦しつつ任務を進めていると、味方潜水艦からの通信が流れてきた。

「な、なんだ!味方が次々とロスト・・!」「まずい、装甲持ちません!」
「総員、だっしゅ
轟音と不快な機械音、声にならない悲鳴が流れ通信は途絶。海の味方はまずい状況のようだ。
「エアロス、海中に反応は?」
<連結した11個の反応を検知。姿を捉えました。ディスプレイに映します。>
ディスプレイには現世の物とは思えない、おとぎ話で目にする竜のような見た目の生物?が水中を泳いでいる。
「悪魔が住むって噂は本当だったみたいだね。これもENFESの差し金だったりするのかな?」
<これは機械生物のようですが、何かの制御下にあるようには見えません。まるで怒り狂い、暴れているかのようです。>
突然海中から大量のミサイルが出現。これは・・こちらに来る!
「全機、ブレイク!」
私達は急いで回避軌道を取る、それと同時に後ろから緑の塗装が施された友軍ミサイルが敵ミサイルを迎撃した。

「エアロスター各機、助けに来たぞ!」
「我々が奴に対潜ミサイルを叩き込む、巻き込まれるな!」
対潜ミサイルを搭載した味方航空機による一斉攻撃が海中に刺さっていく。
「どうだ・・!?」
<攻撃成功、敵生物兵器ミサイルポッド破損、対空能力低下。>
「クソ・・!取り逃がしたか!弾薬が尽きた、悪いが撤退する。」
味方は悔しそうにしてるが、効果はあったようだ。
「いや十分だよ。借りができたね、今度奢らせてくれ。」
「ハッハッハ!楽しみが増えた!お互い、生き残って再会しようぜ。」
やれやれ、これで死ねない理由が1つ増えたな。私達は逃げる竜を追うべく追撃を開始した。
「チャンスだ!味方の仇を取るぞ!」

魔獣は悲鳴を挙げ、バラバラになって崩れ落ちる。味方の仇を取れたが感傷に浸る暇は無かった。潜水艦隊が怪しい海域を絞り出してくれたようで、周辺に要塞化された地雷原があるそうだ。堅固な守りだが逆に「ここを攻められたくない」と教えてるようだと考えた司令部は、要塞攻撃作戦を通達。
「無茶を言ってくるもんだね・・エアロスはどう思う?」
<私は戦術的行動を支援するAIであり、戦略的観点から見た助言は効果を保証できません。その上で申し上げるのなら、司令部の見解は正しいと考えています。>
「上の人間が言ってた「守りが固いからなにかある」ってやつかい?」
<それもそうですか、指定された海域の奥底には「アトランティス」跡地が沈んでいます。>「・・・!・・そうか、そうだったね・・」

アトランティス。火星開拓成功後に地球と火星の共同出資で海上に築かれた未来都市。「20年前の大戦争」で宇宙開発に異を唱えた諸勢力にとっては「自分達から不当に搾り取った資金で築かれた負の象徴」でしかなく、真っ先に集中攻撃をしかけ陥落させ、駐留軍は恨みを込めたかのような過酷な圧政を敷いた。戦争終結直前に解放作戦が発令し、追い詰められ打つ手の無くなった駐留軍は、道連れの如くアトランティスに人口衛星を墜落させ、自分達ごと地上から抹消した。この惨事により周辺海域は瓦礫と汚染につつまれ、最近まで立入禁止海域と化していたのだ。

「誰も立ち入らない場所、戦争による混乱、何かを隠すなら最適そうな場所・・ってことか。」
<あくまで推測です。それはこの戦いで明らかになるでしょう。>
20年前に起きた悲劇で数多の人々が命を落とした。海に沈む墓標と化したかつての未来都市で今も人々は眠っている。そんな眠りを妨げるかのように敷設され駆動する機械群は、侵入者を迎え撃つべく待ち構えている。そんな強固な要塞に、私達は挑みかかっていった。
「叶うなら、彼らの魂が安らかにあらんことを」

アトランティス跡地付近にまさかブリガンティウム、それも重武装型まで配備していたとは・・だがついに目的の秘密基地らしきものを見つけることができた。瓦礫しかない跡地の奥底には、その場に似合わない異様に整えられた建築物が立ち並ぶ。ハッチに砲台、多数の潜水艦、ENFESのロゴマークが見えるこの場所はどう見ても軍事基地の類だ。司令部はここの破壊を最終目標とし、いよいよ最後の作戦が幕を開ける。

「これより敵秘密基地破壊作戦を開始する。基地は極めて強固であり、私達の通常兵装では太刀打ちできない。そこで比較的脆弱と見られるハッチ外装をフォトンの一斉射撃で破壊し、内部に侵入。可能な限り基地内部に損傷を与えるんだ。」
「無茶苦茶だ!中がどうなってるのかもわからないのによぉ!」
「ああ。だが時間は残されていない。先程、ENFESがMATN首都の攻撃を開始したと公式に宣言した。もし陥落すれば次は火星に矛先が向く。それはもう阻止できないかもしれない・・・だが、それまでに奴らの牙を折って状況が変わる可能性があるなら私はそれに賭ける。」
「そうだ!俺は最近新車を買ったんだ!まだ奴らに火星に来られちゃ困るんだよぉ!」
部隊間で笑いが聞こえてくる。私も抑えきれず笑ってしまった。
「俗っぽいなぁ。だが、彼のように各々が火星に飛び火しては困る理由があるはずだ。そのためにやるべき事があるだろう?」
口々に賛同の反応が返ってくる。彼のおかげでチームに良い雰囲気ができたな。

「・・そろそろいこう。各機、準備はいいか!?」
全員の返答が返ってきた事を確認し、私は叫ぶ。
「全機、エンゲージ!」
一斉に「PHOTON DAYBREAK」を発射、ハッチに穴が穿たれ、味方達は続々と侵入していく。
<お見事ですパイロット。良いスタートを切れましたね。>
「褒めてる場合かい?私達も続こう!」
<了解。>
こうして私にとって、最後の戦いが始まった。

各ボスの設定(1~5ボス)
  • BOSS1「TIGERFANG」
  • BOSS2「PTERMIGAN」
  • BOSS3「GRAUKOS」
  • BOSS4「BRIGANTIUM」
  • BOSS5「AMETHYSPHERE」

タイガーファング。20年前に起きた大戦争時に作られた従来の戦車を凌駕する全長と重量を持った超重戦車。当時は異様な大口径の主砲を備え、数発で町1つ消し飛ばす火力と圧倒的装甲から陸の要塞とも呼ばれた。しかし、あまりの重量ゆえに機動力は極めて低く、地盤や交通インフラが耐えられずに横転や落盤事故も発生してしまい、撃破された車両より事故で廃棄された車両の方が多かった。

結局目立った戦果を挙げられずに戦争は終結し、ただの巨大な鉄塊と化してしまったが、大星間戦争の幕開けにより新兵器「QUANTUM HOWITZER」の実験材料として脚光を浴びる。この新兵器は火星側の「光子を用いた新型兵器」に対抗して作られ、発展途上ながら凄まじい破壊力を秘めていたが、その反動に幾多の試作兵器は耐えられず、時にはバラバラになってしまう事例すらあった。

そんな曰く付きの代物を超大口径砲を運用した実績と巨体を買われて換装され、見事反動に耐えきってみせた初の兵器となった。その後様々な実験に使用され、隕石迎撃実験のために宇宙港に運ばれるも、突如現れた「緑の尾を引く戦闘機群」の奇襲により破壊されてしまった。

ターミガン。「飛行要塞と制空戦闘機の中間を目指した戦闘機」という必要性を疑うコンセプトで作られた「超大型制空戦闘機」。WVR (Within Visual Range) を主軸に置いた当機は、現代最高峰の速度を持ち、巨大な機体を活かし大量の兵装搭載と耐久力上昇にも成功。純粋な戦闘力においては右に出るものなしとも謳われたが、目の前の敵に打ち勝つ事を重視しすぎた当機は用途が限られ、現代の戦場に求められる他兵種との連携には適さなかった。戦略的価値を低く見積もられ、軍上層部からも「空戦映画を観過ぎた馬鹿の妄想」と揶揄されていた。製造された機体数は僅か数機、実戦投入に至っては1機。

そんな後方に立って戦争に関わった人間達が下した評価の低さとは裏腹に、大星間戦争では一騎当千の活躍を見せた。ターミガンに搭乗したパイロットは数々の戦場で幾多の味方を救い、苦境に立たされても折れない強さと仲間思いな人柄から、前線の兵士から常に欽慕の目で見られた。

そんな彼の最後の交戦記録は、火星から振り注いだ「緑翠の流星」との戦いだった。戦後奇跡的に回収されたレコーダーには、次々と撃墜されていく仲間に撤退を促す通信、来訪者とのドッグファイトを楽しんでいるかのような通信、最期には平和な地に残した恋人の名前が記録されていたという。

グラウコス。世界各地の神話や伝承に伝えられる架空の生物「ドラゴン」を模した生物兵器。複数パーツの連結で構成される胴体部から量子エネルギーによる弾幕や対空ミサイルを展開可能で、主に対空防御の面で大きな戦果を挙げた。一方、生みの親たる科学者の命令しか聞かない事や味方を巻き込む事すら厭わない凶悪さが問題視され、ここぞという決戦でしか投入されなかった。

この恐ろしい機械生物を生み出した科学者は天才的な頭脳と研究のために全てを投げ出しかねない狂気を持ち合わせた危険人物で、「恐怖によって敵の士気を下げるために、竜を模した生物兵器を作る」という意向の元に開発に着手。非人道的かつ研究成果以外を度外視したような実験を行い、多くの犠牲の果てに機械の身体と獣の如き本能を併せ持つ魔獣が完成した。しかしこの実験による犠牲者にENFES主要国高級将校の息子がおり、恨みを買った結果罪に問われてしまった。その後、彼は銃殺刑に処される。

グラウコス制御は本人を模したホログラムで行う事にしたものの、この獣は知能が高く僅か数日で看破。主人を失ったグラウコスは暴走を始め、収容施設を瓦礫と肉塊飛び散る廃墟に帰した後、主人が散骨されたという海域に住み着く。近づくあらゆる物に牙を剥き続けたが、火星連合の制海作戦中に対潜ミサイルの攻撃を受け、追い詰められたところをエアロスターと交戦。奮闘するも敵わず血に塗れた生涯を終えた。


ブリガンティウム。一見ただの大きな球体にしか見えない当機は「作戦内容や搭乗者の意向に応じてアタッチメントと呼ばれる追加パーツを好きなように換装し、あらゆるミッションに対応できる」という非常に野心的なコンセプトを掲げた機体である。拡張性を活かすべく、他国や民間企業の協力を積極的に受け入れるオープンな環境で開発研究が進んだ結果、多くのアタッチメントが開発。星間戦争時以前から様々な国と様々な形態で運用され、十分な成功作と呼んでいい代物だった。

エアロスターとの交戦記録が残っている機体は「バーディング」というモデルのアタッチメントを搭載。数あるアタッチメントの中でも最も重武装な対空、対宇宙戦用アタッチメントで、網の如く大量の光学レーザーを放つ事ができる2門の砲台を1セットとする。

火星陣営による戦争の本格介入を察知したENFESにより投入が決定。大気圏防衛の任を与えられて海底基地から発進したが、不運にも海中でエアロスターとコンタクト。海中戦では思うように実力を発揮できず撃破されてしまった。余談だが海中戦に特化したアタッチメントも存在する。

アメジスフィア。アトランティス奥地に隠された海底基地の最深部に眠り、基地の制御を司る量子融合炉。心臓部的存在でありながら自己防衛能力を備えており、周辺設備の被害を考慮しない苛烈なまでの砲火を可能としていたらしい。

基地突入作戦に参加したアルベルト・シュタインドルフ大尉が発見、交戦し、破壊に成功。それと同時に基地が崩壊を開始するも、彼の所属する実験飛行隊は見事全員が生還を果たした。なおアメジスフィアに関する資料や写真は、急を要する作戦であったことや撃破後に調査の余地が無かった事もあり、殆ど残されていない。本文は作戦終了後、大尉による報告を参考にして作成されたため、真偽不明な箇所も多く、真相は今後のアトランティス跡地調査次第で明らかになると思われる。

その他用語

・MATN
「MArs Trade Nation」火星通商連合。かつて大星間戦争の20年前に発生した「3か月戦争」勃発の要因の一つとなった「成果以外を考慮せず、独断と利益至上主義的な宇宙開発」を是正し、「共通する目的のために国際的な協力を促進」するべく幾つかの国際機関が立ち上げられたが、その中でも「火星へのテラフォーミング」を共通目的とした機関。類似する機関に比べ賛同する国家が多かったため加盟国も最大だった。
これら各国が、少なくとも火星開拓完了までは歩調を合わせて動くこともできたゆえか、当初の予想よりも圧倒的に早く火星開拓に成功し、加盟国は威信の上昇と繁栄を享受する事ができた。しかしこれが非MATN国家との圧倒的な経済格差に繋がり、「MATNか、それ以外か」と揶揄される程の分断を生んでしまった。地球の諸問題に他の国々が押し潰される中、MATN側国家は増長してより大規模な宇宙開発計画を火星側国家と進めようとする等、「かつての母なる星である地球を見捨てようとしているのではないか?」という疑惑すらあった。
大星間戦争では、開戦当初こそ高い経済能力を基盤とする最新鋭の軍隊や長期戦継続力、火星開拓時代に培った連合国同士の連携等から勝利は難しくないと多くの人間は予想したが、予想に反して戦争は長期化。ENFESによる非MATN国家達の統合が進んでいくと一転して追い詰められ、開戦3年後には主要国首都と僅かな地域を残すのみとなっていた。

・ENFES
「Earth New FEderation State」新地球国家連邦。宇宙開発に対して消極的、または着手しなかった国々は殆どがその後に起きた社会変革の波に乗ることができなかった。更に、地球が抱える諸問題はそれらの国々にとって許容不可能な重しとなり、国家の没落、貧困の拡大、倫理観の低下、一部地域の無政府化等を引き起こした。そんな中に大星間戦争が勃発し、地球一部地域の人々に絶望と怨嗟が蔓延する中、地球再興と宇宙開発への反対を掲げて結成された国際機関がENFESである。
当機関はこの戦いにおいて「地球を破壊した原因はMATN諸国の傍若無人な振る舞いにあり、彼らに対する防衛戦争を展開する」という大義名分を掲げて支持を拡大。最終的には地球の大半を飲み込む一大勢力と化す。
地球統一が間近に迫ったある時から、「地球人同士の殺し合いを裏で煽り続けた他惑星にも報復を加える」と主張する等過激化が進み、特に移民計画が最も成功した火星に対しては「死の商人」「地球の敵」と称する程に敵意を隠さない。

・アトランティス
火星開拓成功後に建造された海上都市。開拓バブルで繁栄した国々と、火星諸国家の共同出資による莫大な費用を投じ作られたこの都市は、「最先端インフラを備えた多国籍都市」「世界の頭脳を集結させ、地球諸問題を協議、研究する最高の研究施設」そして、「地球と火星の融和、団結の象徴」という役割を持った未来都市だった。このような発展が期待された場所ゆえに住民は投資家、高待遇の科学者や専門家、各国から派遣された政府要人等、富裕層や社会的地位の高い者が大半を占めていた。
しかし、3ヶ月戦争開戦時に前述した理由が仇となって宇宙開発に反対する勢力から大規模軍事侵攻を受け、陥落。反対勢力の意向により独立宣言をした。かつての繁栄が嘘のような圧政に晒され、集められた技術の粋は軍事転用され、この時に軍事技術は20〜30年は進んだと呼ばれる。
こうして反対派の象徴と化したアトランティスだったが、やがて最終戦争を危惧した各陣営により休戦の気運が高まると、過激な主張を繰り返す彼らは孤立。正式な休戦条約締結後も威嚇行動を止めなかったため「テロ国家」と扱われ、遂に解放作戦が発令。圧倒的技術力で最初こそ優勢だったが結局叶わず崩壊が間近に迫ると、アトランティスが握っていた人工衛星の制御システムを破壊。その落下コースにアトランティスを設定し、最後の最後まで憤怒と怨嗟を撒き散らしながら散った。
この人工衛星落下によりアトランティスは全面積の半分以上が消滅、残りもほぼ全て海の藻屑へと消え、犠牲者の数は未だ明らかになっていない。


エンディング

A.E.R.O.s ワンコインクリア者向けページ(ワンコインクリアで出るパスワードが必要です)

2026/7/15 公開、ストーリーと自機追加
2026/7/16 ちょっとだけ修正
2026/7/21 各ボスの設定、1~4ボス追加
2026/7/28 自機項目にA.E.R.O.sとPHOTON DAYBREAK追加
2026/7/28 各面ストーリー1~2面追加、項目整理
2026/7/31 各面ストーリー3~4面追加、3ボス若干修正
2026/8/1 各面ストーリー5面、5面ボス追加、用語集「MATN」追加
2026/8/2 用語集「ENFES」追加、「MATN」修正
2026/8/7 エンディングをワンコインクリア者向けページに追加
2026/8/11 用語集「アトランティス」追加
2026/8/20 自機関連「アルベルト・シュタインドルフ」追加 これにより更新終了

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